GLの家族が遊びにくる夢 2019.12.27
夢なので山もオチもありません。
GLのお母さんと妹(架空)が遊びに来た。このGLの妹が傍若無人なやつで勝手に俺の部屋に入ってきてオタクグッズを馬鹿にしてきたりGLの頭を殴ったり説教する母親の顔に唾を吐きかけたり俺の作った昼飯を窓から捨てたりやりたい放題やりやがる。
しかし大学受験を前にストレスが溜まってるんだろうな…と思ったのでなんかゲームでもして気晴らしに付き合おうと思いつつトイレに行った。トイレから出た瞬間目に入ったのは見知らぬホテルの廊下だった。でもまあ気晴らしに旅行まで来たんだなと納得してとりあえず部屋に帰ることにした。
当然部屋番号はわからないのでまずフロントに行った。そこで部屋番号を聞き、帰ろうとしたがエレベーターの場所を忘れてしまった。いかにも話したがりなおばさん従業員に聞いてみたところエレベーターの場所を教えてくれたうえ、若者に人気の土産を取り扱う店を教えてくれたので、ちょっと覗いていくことにした。そこで売っていた謎のパズルゲームをみんなでやろうと買ってエレベーターに乗り込んだら、今度は部屋番号を忘れてしまった。
フロントに帰るのも恥ずかしかったのでしらみつぶしにフロアを回って散策しつつ部屋番号を思い出すことにした。しかしどの階で止まってもドアが開いたら真っ暗なので外に出る気にならない。そうこうしてるうちに部屋が1階にあることを思い出したので1のボタンを押そうとしたら1のボタンが4つに増えている。ビビりながらふたつめの1を押して停まったところも真っ暗。とりあえずエレベーターを出て従業員に話を聞くことにした。
廊下を歩いていると真っ暗な中テーブルを囲んでいる3人の客を見つけた。話しかけた瞬間、一番手前にいた客が大きく口を開けて俺の頭を飲み込んだところで起きた。
オタク特有の長文布教記事
「klis雑に愛を叫ぶ Advent Calendar 2018」、14日目の記事です。
目次
1.はじめに
どうも、うだ(@uda315)です。このアドベントカレンダーの読者はほぼklis16だと思うので自己紹介は不要かと思います。
そして僕が何者であっても、この記事にはまったく関係ありません。
今回は愛を叫ぶアドカレ、ということで、僕が自信をもってオススメしたいコンテンツをいくつか抜粋して褒めちぎり、どうやって触れるのがオススメか書き記す記事にしたいと思います。
なんか面白い物語に触れたいなあ、ネタバレ極力避けて作品の魅力を知りたいなあ、というときに参考にしていただけると幸いです。
文字ばっかりのクソ読みづらい記事になっていますが、入れたい画像は版権があるものばかりなので許してください。色々なリンクをベタベタ貼りつけておくので適宜補完してください。
だいぶ作品数絞ったはずなのにやたら長くなっちゃったので、上の目次から興味のありそうなタイトルに飛んで斜め読みしてネ!
2.コンテンツ紹介
Fate/Stay Night
Fateについて
TYPE-MOON、通称型月が色々展開しているコンテンツです。
近年ソーシャルゲーム「Fate/Grand Order」の大流行によって急速に力を増していますね。
秘匿されてはいるけど、現代にも魔術ってあるんだよ、という世界観で、聖杯戦争というやつをやるのがシリーズの基本です。
(※聖杯戦争というのは、すごい魔術の力を使ってすごい過去の英雄を召喚し、戦わせて最後に生き残ったやつが何でも一つ願いを叶えられるんだよ、というイベントです。)
数々の派生作品が誕生しているため、Fateってなんか色々あるし何が何だかよくわからん……という方も多いかと思います。
結論から言いますと、とりあえず第一作Stay Night(ノベルゲーム)をプレイしておけば間違いありません。それがスーパー激ヤバ最高体験ザベストになるからです。
そんなわけでFateをオススメするうえにおいては、まずゲーム版Stay Night(以下SN)について紹介し、シリーズへの手引を追記する、という形を取りたいと思います。
SNをプレイする手段は以下になります。
- 原作(PCノベルゲーム。18禁のため、表現規制がない全力の文章と脈絡のないムフフなシーンを楽しめるが、絶賛高騰中)
- PS2版レアルタ・ヌア(ボイスに加え新BGMやCG、追加エンディングを収録して、OPを変更した全年齢移植版)
- Windows版レアルタ・ヌア(PS2版とほぼ同じ。分割ダウンロード販売)
- vita版移植レアルタ・ヌア(質の高い新OP3種を収録した新版。オススメ!)
- スマホ版移植レアルタ・ヌア(vita版と同内容。1ルートは無料で遊べる。対応していない機種もあるが、手軽でオススメ!)
現状、PSvitaはほとんどのFateをプレイできる非常に優れたゲーム機なので、持っているならば使っていくのがオススメです。スマホと違って中古ソフトでも買えますし。
なければスマホでやるのがいいと思います。対応してなかったらどうにかして頑張ってやってくれ!
スマホか(所持済みの)vitaで遊ぶとして、だいたい3kくらいかかると思います。
あらすじ
とある地方都市・冬木市に住む高校2年生の衛宮士郎。遅くまで学校で作業をしていたある晩、校庭で武器を持って殺しあう怪しげな男たちを目撃してしまう。逃げ出す士郎だったが、目撃者に勘づいた槍使いに追われることになる。窮地に立たされた士郎を救ったのは、突然現れた金髪碧眼の女騎士だった。
それは、士郎にとって生涯忘れられぬ出会いであり。
作品構成
SNには3人のメインヒロインが存在します。
この3人の誰が中心になるかで3つのルートに分岐します。といっても、順番はセイバールート→凛ルート→桜ルートの一本道で、異なる結末を楽しみながら、物語の謎を解き明かしていく構成になっています。
ここでひとつぶっちゃけた話をしますと、士郎君は非常に好みの分かれる主人公です。
特にセイバールートの士郎君は癖が強く、周りの忠告を聞かずに一人で戦場に突っ走り、セイバーに迷惑をかけるいけないヤツです。
しかし、なぜ士郎君がそんなヤツなのかは凛ルート以降を使って深く掘り下げられます。
スマホ版で無料なのはセイバールートだけなので、ここで面白くねーやと辞める人も出てくるかと思いますが、士郎が気に入らないというだけならどうかここでグッと耐えて凛ルートまでやってくれ。
ココが面白い!
①奈須きのこの文章!
僕はファンなので主観的なことばっかり言いますが、ライター・奈須きのこが書く文章だけでめちゃめちゃ面白いです。
きのこの文章自体は結構クセのあるもので、「空の境界」はめちゃめちゃ読みづらいことで有名ですし、人によっては臭いと感じる部分もそこそこあると思いますが、盛り上げる部分を盛り上げることに関しては本当に天才的な男です。
印象に残るセリフを言うとネタバレになっちゃうので何も言えないのが最高にもどかしいところですが……
ぜひお手持ちのスマホに無料のセイバールートをインストールして、プレイしてみてください。FGOをプレイした方は6章・7章できのこの実力を体感したかと思いますが、あれがずっと読めるので幸せです。ざっと60時間ぐらい。
②生きるか死ぬかの緊迫感
ノベルゲーゆえに選択肢が色々なところで出てきますが、士郎君は基本的に弱っちいので、戦闘シーンで間違えると即死亡します。
士郎君の最期が奈須きのこの筆力で書かれるもんだからもう痛そうで痛そうでビックリします。生き残っても頻繁に負傷し、めちゃめちゃ痛そうな思いをしながら戦い抜いていきますが……
そんなわけで一歩間違えれば死の戦いを行っている士郎に十分に感情移入し、戦いの緊張感を味わうことができます。
③あまりにもアツい展開!
特に凛ルート・桜ルートの後半で顕著ですが、「え~~そうくる!!!」という驚きでいっぱいになること間違いなしのスゴい展開目白押しです。具体的じゃなくてすいませんがネタバレはできません。
スゴい展開が来て去ったと思ったらまた来てを永遠に繰り返され、疲弊すること間違いなしの傑作です。
桜ルートでは、中盤は暗く中だるみした展開が続くので、後半のカタルシスはそりゃもう半端じゃなく満足感を与えてくれます。
④中二心をくすぐる設定!
「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」……この文字列に惹かれる人間は確実にFateに向いています。くっさと思う方は無理だと思います。
そもそもが英雄(Fateでは英霊、サーヴァントと呼びます)たちを現代に召喚して戦わせたら誰が一番強いんだろう?という少年の心で作られているため、それぞれの能力設定も細かくされており、ゲーム中で見ることができます。
サーヴァントたちはそれぞれ「宝具」と呼ばれる必殺技を持っていて、黄金の聖剣エクスカリバーであるとか、因果逆転の魔槍ゲイボルクであるとか、そういうのが活躍して戦闘シーンを大いに盛り上げます。
これがウケて、いろんな作家たちがいろんなサーヴァントを作っていろんなFateを作ったからこそ、シリーズはここまで発展したと言えます。
SN以外のFateについて
SNの紹介はこの辺にしておいて、その他のFateについて記します。
ある意味ではここからがFateの真骨頂とも言えます。
なにせ無限の供給があって追っても追ってもまったく終わりが見えない!!
いちいち書いてたら本当にキリがないのでオススメだけかいつまんで、Fateの紹介は終わりにしたいと思います。
SNの関連作
・アニメ版凛ルート(UBW)
TYPE-MOON関連作に数々の良質なアニメを提供してきたufotableが作る凛ルート。
劇場版並といわれる戦闘シーン、士郎関連の丁寧な描写などがよい。
SNはプレイできなかったよ…って人もここから入るのがオススメ。
・劇場版桜ルート(HF)
2時間映画×3部作で桜ルートを描く劇場版。
現時点では1章しか世に出ておらず、来年1月に2章が公開します。
狂気じみた愛によって細部の細部までこだわられた設定、最早笑うしかない圧巻の戦闘シーン、大胆ながら原作リスペクトを感じさせる再構成を施された脚本など、見どころ満載の最高傑作アニメーションですが、
かなり駆け足気味なので先にSNをプレイするか、UBWを見てから見るのがよいとされます。
人気ライター・虚淵玄が描く、10年前に開かれたもうひとつの聖杯戦争。
過去編が見られるだけでなく、単体で非常に完成度が高く、見どころ満載な外伝作です。
星海社文庫から出版された全5巻のノベル、あるいはこれまたufotable作のアニメ(Amazonプライム等で配信されています)で見るのがおすすめです。
前日譚なのでここから触れたほうがいいよ派のオタクもいると思いますが、SNのネタバレやオマージュを多分に含んでいて、仕掛けを100%楽しめなくなってしまうのが惜しいと思います。
聖杯戦争から半年後、ふたたび起こる事件を描いた続編・ファンディスクです。
18禁のPC版かフルボイスのvita版かの2択になります。比較的プレイ難易度は高めです。
SNを好きになってしまった方にはたまらない圧倒的なファンサービス展開が待っています。
・ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
「Zero」の聖杯戦争を生き残ったとある人物を主人公にし、魔術の関係する世界の難事件を解き明かしていきます。
Fateの世界観を深く掘り下げた一作。現状単行本でしか出ていないため、収集難易度は高めです。
その他のFate
・「EXTRA」シリーズ
一新された世界観で、月での戦いを描く、Fateシリーズ初のRPG。
一概にEXTRAと言っても色々あります。
- トーナメント形式の聖杯戦争を戦っていくRPG「Fate/EXTRA」(PSP/vita)
- EXTRAの裏側を描く、月の裏にて繰り広げられるファンディスクRPG「Fate/EXTRA CCC」(PSP/vita)
- 聖杯戦争を制覇した主人公が、新たな脅威に立ち向かう無双アクション「Fate/EXTELLA」(PS4/vita/Switch/Steam)
- EXTELLAから大幅にアクションをグレードアップした最新作「Fate/EXTELLA LINK」(PS4/Switch/Steam)
- 奈須きのこ書き下ろしシナリオ、シャフト制作によるアニメ化「Fate/EXTRA Last encore」
このうち、下3つはそれなりに問題を抱えていて炎上した作品ですが、何を差し置いてもCCCがめちゃめちゃ面白い。CCCをやってくれ。
EXTRAはRPGとしては荒削りで何度か心が折れそうになることもありますが、CCCの面白さはEXTRAありきなので、順番にやるのを前提とされています。
いまさらPSPかVitaを用意して何十時間もRPGをプレイするのが辛いのは分かっている。でもめちゃめちゃ面白い……ぜひやってください……
電撃文庫から刊行中で、まだまだ完結には長くかかりそうですが、 これも非常に面白い。
難点は群像劇かつ、他作品のリスペクトを大量に含んでいる(登場する要素がめちゃめちゃ多い)分読みにくく、とっつきにくいということでしょうか。あと新刊ペースが遅くて出る頃には内容を忘れている。電撃なんとかして。
逆転裁判
逆転シリーズについて
カプコンより発売されている、推理&法廷バトルアドベンチャーゲーム。
ナンバリングタイトルが6まで出ているほか、人気の高いライバルを主人公とした外伝「逆転検事」が2作、明治時代を舞台にしたはじまりの物語「大逆転裁判」が2作、そしてコラボ作品である「レイトン教授vs逆転裁判」が発売されています。
また、一昨年には初期作をアニメ化した「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~」が放送され、第2期は現在放映中です。見ていないのですが、アニメオリジナルエピソードなんかが色々あるらしいですね。
このシリーズについてまず言えることは、初期三部作(1・2・3)を遊べ!ということです。ここの完成度がやたら高い!!
公式もそういう姿勢でいるので、三部作は「逆転裁判1・2・3 成歩堂セレクション」という題で1本のソフトとして3DS・スマホ向けに発売されており、来年2月にPS4・Xbox ONE・Switch・Steamに移植されることが決定しています。3300円で傑作アドベンチャー3作が遊べる超お得なソフトです!!!ぜひ買って!!!!!
というわけで、旬が来ているこの1・2・3を中心に紹介したいと思います。
PVはこれです↓
あらすじ
舞台は近未来の日本、多発する犯罪に対処するため、3日間ですべての裁判を完結させる"序審裁判制度"が制定される。結果、裁判の高速化と証拠のねつ造の横行によって、被疑者はほぼ100%有罪になる「法の暗黒時代」が到来していた。
そんななか初めての法廷に臨む新米弁護士・成歩堂龍一を待ち受けるのは、絶体絶命の窮地に立たされた依頼人たちと、一癖も二癖もあるライバル検事たち。
最後まで依頼人の味方であることをモットーに戦う成歩堂は、得意のハッタリと「逆転の発想」を武器に、奇跡の逆転劇を繰り広げていく。
ココが面白い!
①ムジュンを暴く快感!
逆転裁判は基本的に、証拠を集める「探偵パート」と裁判を戦う「法廷パート」に分かれます。ゲームの核はなんといっても法廷パートです。
証人の証言を読み、時にはゆさぶりをかけ、手持ちの証拠品と照らし合わせて矛盾を見つけてつきつける。
基本はこの繰り返しなのですが、これだけで一定の面白さがあります。
②軽妙な掛け合い!
その楽しさを支えるのが、シナリオ担当の巧舟(通称タクシュー)の書く文章です。
「タクシュー節」とも呼ばれる、カタカナを多用した独特の文体で登場人物たちがする掛け合いが非常に面白い!
裁判ゲームだから堅苦しいかと思いきや、この軽妙なやり取りを楽しめるのが最大の魅力と言っても過言ではない作品なのです。
③目で見て面白いキャラ達
成歩堂が尋問することになる証人たちは変な人ばかりで(ビジュアルを載せられないのが残念です…)、その動きだけで面白いのでこれまたシリーズの人気に一役買っています。
逆転の魅力を語るうえでこれは欠かせないのですが、文章では何も説明できない……
ネタバレのないいい感じの動画も見つかりませんでした。
そんなコミカルなキャラクター達の印象の「逆転」も、逆転裁判の特色です。
人当たりのいいおばあさんが憎しみと欲望にまみれた面を見せたり、
弱っちくてわがままで自分本位だったやつが事件を潜り抜けて一歩成長したり、そういった変化を飽きずに楽しむことができるのも、作品の魅力と言えるでしょう。
④巧妙なシナリオ
1~3の話は個々で独立して楽しめますが、3本で1つのストーリーとしても機能しています。
1が出た時点で続編が決まっていたわけではないようなので、ぶっちゃけ後付けなのですが、それはもう奇跡的に噛み合ってめちゃめちゃな盛り上がりを見せます。
全14編ある事件ひとつひとつも人気の高いものばかりで、何度も移植されるのも当然だなあという感じのゲームです。
⑤物語を盛り上げるBGM
ゲームを評価するうえで欠かせない要素であるBGMですが、逆転のBGMは、いいぞ。
裁判所の緊張感を持たせる法廷BGM、キャラを印象深くする専用BGMなどありますが、なんといっても最後の詰めの場面で流れる「追求」が素晴らしい効果を挙げています。
各作品ごとに新しい「追求」が書き下ろされるのがお約束で、新作を購入してプレイし、新しい「追求」を聞きながら真犯人を追い詰めていると、「ああ、生きてるな…」という感じがします。
その他の逆転シリーズ
さて、1・2・3の魅力を語るのはこの辺にしておいて、なぜ「三部作」が独立して推されているのかといいますと、その原因は「4」にあります。
この「4」は、新章、開廷!を謳い、「3」から7年後を描いた作品なのですが……
過去キャラの切り捨てと改悪、共感できない新キャラ、問題だらけのシナリオなど、よくぞここまでという感じに問題を起こして盛大に炎上し、その後のシリーズ展開に陰を落とすことになります。詳しいことは適当にググったらすぐ出てくると思います。
この作品を機にタクシューはナンバリングタイトルのシナリオを離れることになり、「5」以降の作品は「4」のフォローに終始することになります。
ぼく個人としては「4」も結構好きですし、「5」以降のストーリーは「4」を前提として補完をするという形になっているので、覚悟があればやってもいいのではないかと思います。
また、「逆転検事」シリーズと「大逆転裁判」シリーズは「2」の完成度が非常に高い傑作です。「1・2・3」を楽しめたのならば、こちらに触れるのが文句なしにオススメです。
前述したシリーズ作品のうち、レイトンコラボ以外はすべてスマホで配信されていますし、3DSがあればレイトンも含めた全作品遊べます。
1作品につき2000円前後ですが、大逆転は新作なのでちょっと高めだったような覚えがあります。
余談
最近話題のスマブラですが、DLCであと4人追加キャラがくることが予告されていて、ネットは躍起になって予想していますが、僕の大本命は逆転裁判です。
- 任天堂ハードで全作出ている
- DLCは他社の未参戦シリーズからの新規参戦が多い
- 成歩堂は対戦ゲームへのゲスト参戦が多い(マーベルvsカプコン3など。リンクは音が流れます)
- スマブラが意識している海外人気が高い!
とかなり見込みが強いです。参戦に備えて逆転裁判を遊びましょう!
結婚できない男
結婚できない男について
2006年の連続ドラマです。非常に有名な作品なので、見たことがある方も多いと思いますが、僕はつい最近Amazonプライムで初めて見て、見事にハマって一気見してしまいました。これだけかなりジャンル違いで浮いていますが、めちゃめちゃ面白いし、Amazonプライムに登録していればすぐ見られるので紹介したいと思います。
あらすじ
個人事務所を経営しており、信念を持った家づくりで確かな評価を得ている。ルックスもいいし身長も高い。一見非の打ち所がないプロフィールだが、無礼で不器用で無愛想、場違いなジョークや長ったらしいうんちくを言い空気を凍らせる偏屈な男である。
母や妹にはせっつかれているが、本人は結婚するつもりなど微塵もない。
だがある時、腹痛で倒れた桑野を病院に運んでくれた隣人・みちる(国仲涼子)や、治療してくれた女医の夏美(夏川結衣)との出会いによって、桑野の生活にも変化が訪れていく。
ココが面白い!
①魅力的なキャラ!
まずこの作品の圧倒的な魅力として、登場人物が非常に魅力的で、一貫しているということが挙げられます。
桑野は空気を読まないひどいおじさんですが、自分の信念をしっかりと持って真面目に仕事しているし、素直になれないだけで他人への思いやりは端々に見えるし、なんだか応援したくなってしまう魅力を持った男です。
桑野がいいところを見せても面白いし、空回りしても面白い、どっちに転んでもイケるでしょこれという制作のドヤ顔が見えるような素晴らしい主人公です。
そんな桑野がズレた言動を見せて恥をかく姿を笑いに変えている作品、という面があるため、共感性羞恥の方はちょっと見るのが難しいかもしれませんが、登場人物は基本的に善良で仲がいいため、大きな問題にはなりません!安心して見てください。
脇を固めるサブキャラたちもいい味わいをしていて、桑野に傷つけられたり桑野をなだめたり桑野を罵倒したりしながら自分の問題に向き合っていきます。
登場人物が一貫している、と書きましたが、セリフだけでない表情や間、動きによる演技でキャラを把握できる、行間のある演技を楽しめるのも魅力です。
登場人物の意外な一面を見せることで物語を広げる、というのは基本中の基本で、この作品はその典型なのですが、「へーここでそう来るんだ!でも言われてみればあそこでああだったかも……」という納得を得ることができるのは、この「行間のある演技」のおかげだと思います。
②会話が面白い!
主人公・桑野とヒロイン・早坂のテンポのいい会話も魅力です。
会話が面白いというのは大切なことです。物語の本筋なんか無視して5分だけ切り取っても面白い。
物語が全然展開されていない序盤からすでに面白いというのはとても素晴らしいことです。この先ずっと楽しんで見られることを保証されている。逆に終わりに近づくほど寂しくなってくるのが難点です。
③画面が面白い!
暗い部屋で一人ルーレットを回し、「必ず結婚しなければならないのが、このゲームの欠点だ……」といいながら人生ゲームをプレイする阿部寛。この図が面白くないわけがありません。
そもそも阿部寛が動いて喋るだけで一定の面白さを保証されているため、阿部寛の存在を前提にした良作が次々と生まれている昨今、阿部寛演じる桑野を徹底的に描いたこの作品の画面がつまらないわけはありません。
ノルマとばかりに出てくる小ネタ、例えば桑野が目の敵にしている意識高い系建築家・金田や、すごい髪形をしたレンタルビデオショップの店員などもいい働きをしています。毎話少しずつ挟まれる彼らの行く末を見守るのも楽しめることでしょう。
④飯がうまそう!
僕が面白いと思うドラマは高確率でそうなんですが、毎話絶対いい食事シーンがあります。
この現象はなんなんでしょうか。なんか無条件で画面に華が生まれたり、食事によって登場人物に愛着が生まれたりそういう効果があるのかもしれません。
結び
ドラマの魅力は、「綺麗なものが見られる」というところにあるのだと、僕は考えています。
顔のいい役者にプロのメイクに、金をかけたセット、物語として練られた展開は、現実にはありません。しかし、絶対にあり得ないと感じられるほどありえなくはない。
今生きている現実はいやなことがいっぱいで、くだらないものに見えることもあるかもしれないけれど、ドラマでは「あり得るぐらいに綺麗なもの」を写して、現実への期待を持たせてくれる。その点がドラマに共通する強みだと思っています。
そういう意味でこのドラマは僕のイメージする「ドラマ」の典型的と言えます。
出かけたレストランで席待ちしていたら見つけた、6人がけのテーブルを1人で占拠しながら難しい顔でステーキを食っているおっさん。
ふつう腹を立てるところですが、この物語は、そのおっさんにも桑野のような物語があるのかもしれない、という想像力を与えてくれます。
ぜひ、偏屈な40歳とその友人たちが繰り広げるおかしくてちょっと切ない日常を覗いてみてください。
ラブライブ!
ラブライブ!について
最後はこれです。
はじめに断っておきます。後継作の「ラブライブ!サンシャイン!!」は展開を続けている現行コンテンツですが、僕はよく知らないので、2010年~2016年に展開された、グループ「μ’s」を扱うコンテンツ(いわゆる「無印」)について紹介したいと思います。
今からμ’sに触れてみたいと思う酔狂な方がいるかはわかりませんが、とりあえず新規への窓口という体は維持したいと思います。
ラブライブ!は雑誌「G's magazine」で始まった企画です。さまざまな誌上企画の他、アニメ・CD・声優ライブ・スクフェス(ソシャゲ)・キャラ視点のノベルなど多角的に展開するメディアミックスコンテンツですが、とりあえず最初はアニメを見ておくのがいいと思います。
アニメは1期、2期(各13話)+劇場版で構成されています。アニメはDアニメストアをはじめとする様々な動画配信サイトにあります。
劇場版はあんまりそのへんにないと思うので、TSUTAYAで借りるなり、特典目当てで買われて大量にワゴンに送られた中古を漁るなり、持ってそうな人に借りるなりになると思います。
あらすじ(アニメ)
都内の国立音ノ木坂学院高校に通う高坂穂乃果は、ある日音ノ木坂が廃校の危機に立たされていることを知る。思い入れが深い地元の高校をなくしたくないと願った穂乃果は、廃校を回避する方法を探し始める。
そして目を付けたのは、人気急上昇中のUTX学園にて広告塔として活動する、「A-RISE」の存在。彼女たちは、現役高校生で構成されたアイドルグループ、すなわち「スクールアイドル」だった。
決心を固めた穂乃果は、幼馴染の南ことりと園田海未に声をかけ、3人で新スクールアイドルを結成する。
目指すはスクールアイドルの全国大会「ラブライブ!」への出場。そして、廃校の撤回。穂乃果たちの挑戦の始まりだった。
ココが面白い!
①王道的なストーリー展開
アニメ「ラブライブ!」が隆盛した最大の理由はここであると思います。
穂乃果たちμ'sは、才能の壁に直面することはないやさしい世界で生きてはいますが、努力を重ね成功への道を掴んでいきます。
可愛い女の子達が頑張って、努力が実を結び、成功を収める王道サクセスストーリー。
これをハイクオリティで実現したからこそ、万人に受け入れられて現実でも大成功を収めたのだと思っています。
②見やすいライブシーン・聴きやすい曲
ラブライブはアイドルコンテンツであるため、歌って踊るライブシーンが見所になります。
無印アニメは「2Dと3Dの融合」「独特のカメラワーク」を特徴とし、μ's活動当初からPV作成を行ってきた京極監督がライブシーンを作っており、その手腕を遺憾なく発揮しています。
μ'sは声優ユニットで、当然アニメ声なのですが、曲のバリエーションに定評があり、
美少女の存在を前提とするアニメに抵抗があったかつての僕みたいなひねくれ層でも引き込んでしまう強力なラインナップを持っています。
よく新規を引き込む魔曲として挙げられるのが「Snow halation」と「Angelic Angel」です。PVもいいので興味があればぜひ開いてみてください。
Snow Halation TV-Size (vietsub) 60fps - YouTube
【試聴動画】『ラブライブ!The School Idol Movie』劇中歌「Angelic Angel」 - YouTube
③メンバーがかわいい!
総合すると「かわいい」としか言えませんが、μ'sのかわいさを支えるものは色々あります。
最も大きいのが、アニメの作画の丁寧さです。数年前は相当流行っていたので、Twitterをやっていればまず間違いなくアニメラブライブ!のキャプを目にしていると思いますが、「キャプ1枚1枚を切り取っても、それ自体がキャライラストとしての鑑賞に堪える」圧倒的なクオリティで展開しています。
だからストーリーが迷走気味の中盤でもかわいいキャラたちを見る楽しさに包まれながらアニメを完走することができます。
9人というメンバー数の設定も巧妙です。できるだけメンバーが多い方が多くのファンの好みに沿うキャラが用意できるでしょうが、ラブライブ!はひとりひとりにきちんとスポットライトを当て続けるコンテンツなので、ちょうどいい人数を慎重に探ったのが窺えます。
9人いるので自分と同じメンバーが好きな人に頻繁に会えるわけではありませんが、全く会えないわけでもない絶妙な人数でもあります。(人気キャラを推している人はしょっちゅう仲間に会えますが)
④豊富なメディアミックス
いろいろな手段でずっとμ'sに触れ続けられていた展開の多彩さも魅力と言えます。
当時としては画期的であったスマホでできる音ゲー、「スクフェス」や、メンバーの掘り下げを行うキャラ視点のノベル「School Idol Diary」などがあります。
定期的に現実で行われていた声優ライブのクオリティの高さも魅力でした。
もともと声優たちは職業声優であり、歌って踊るために集まった人たちではありません。初期は苦労している面もありましたが、
「作中のμ'sと同じ激しいダンスを踊り」、「口パクを使わず生歌」、という厳しい縛りの上でライブを行い続け、その実力を伸ばしていきました。今でも一見の価値はあります。
全部過去形なのが悲しいですが……
⑤作中と現実がリンクする、「μ's」の躍進を追う物語
ラブライブ!に触れたことがない人たちでも、μ'sってやたら一時期話題になってたよな、程度の認識はあると思いますが、
その成功と絶頂期での終わりはファンにとっては作中描写とも重なるもので、アニメのラブライブも「μ'sがどこまでも成功していく中で、自分たちの終わりについて考える」というストーリーでした。
おそらくアニメを作りながら、ラブライブが制作の予想を超えて広がっていく状況をアニメ内にも落とし込んだのだと思いますが、アニメがひと段落したあともμ'sは流行を広げ、NHKで再放送、Mステに出場、紅白に出場、極めつけに東京ドームでのファイナルライブと、ファンの予想と期待を超えてどこまでも、どこまでも不可能を可能にしていきます。
それはまさにμ’sという「偶像」が、誰も予想していないところまで成長していく奇跡を見届ける、夢のような体験でありました。
今となっては関係のないことなのでこの項は必要なかったかもしれません。でもな、これを書きながら、悲しみが、書き続けたい衝動が、すべてを過去にしてはいけないという気持ちが、止まらないんだ……
結局のところ
アニメを見て気に入ったら曲を聴いたりライブを聴いたりする!SID(ノベル)を買う!そのうえでまだ潜りたかったら「ヒストリーオブラブライブ!」シリーズ(G's誌上でのラブライブの歩みをまとめた本)を読むという感じで行くといいんじゃないかと思います!この話終わり!
3.まとめ
本当はほどほどの分量で10作品ぐらい挙げるつもりだったのですが、なんかいっぱい書いてしまいました。今12556字だそうです。そんなバカな。
雑に愛を叫ぶというか、雑多な内容になってしまいましたが、この中のどれか一つでも気になった、触れてみたいと思っていただけたら嬉しいです。
次の機会があればもっとスマートな記事にしたいと思います。お誘いいただきありがとうございました。